2008年07月



フグsp

 またもや同じスタイルの仲間二人と採集に行ってきました。
 台風の影響のせいでしょうか、多くの寄りつきが確認できました。ある漁港は、ナンヨウツバメウオの大爆発!といった感じで、10個体くらいもいたのには驚きました。さらに、わが観察史上最小(たぶん1.5cmにも満たない)の個体が見られ、もう感激至極でしたね。そのほかにマルコバンの子、トリクティス期のスキャットファーガスまで採れて、大満足でした

写真はハタタテダイを追っかけていたときに、ふと目の前に現れたフグの子です。もうハタタテなんかどうでもよくなって、あわてて目標変更いたしましたよ。
  で、さて、これがなんというフグなのか?今のところはまだわかりません。全体的なイメージからすると、サザナミフグの系統ですよね。ま、専門家からほご返事を待ちましょう。あ、わかった人いたら教えてちょんまげね。

(08.07.22)

 上記のフグの同定を瀬能先生に御願いしたところ、「ケショウフグ」の幼魚であろう、というご返事でした。「飼育して経過を観察してください」は、ちとプレッシャー。この際、フグ飼育名人の板浜さんに頼んじゃおうかなあ。今はスジモヨウフグっぽく背中に黒いラインが出ています。

(08.08.13)




オクヨウジ
 Urocampus nanus

 つい先日、同じスタイルの仲間二人と採集に行ってきました。港をいくつか覗いて回って、最後は磯というパターンです。今回は仕上げの温泉はなしです。
 港はどこも流れ藻やゴミが少なく、そのせいか見られる魚もとても少なかったです。それでも、上のオクヨウジやタツノオトシゴが採れまして、十分満足だったですけどね。よく観察すると、どちらも抱卵しており、あ、この時期に産仔するのね、とあらためて気づいたのでありました。水槽に入れてからも観察を続けておりますが、今のところ仔魚の姿は見かけません。
 磯は、まだ華やかさとはほど遠い感じです。採集するつもりはありませんが、チョウチョウウオくらいは見たかったですね。

 あ、港でアジ系の幼魚を採りそこねました。それだけが残念な採集行でした。


(08.07.10)


2008年06月



ヒメツバメウオ
 Monodactylus argenteus

 モノダクティラスです。牛丼のツユダクではありません。カメラが壊れちゃったので、携帯で撮りました。ピンボケ、すいません。
 このくらいのサイズ(2cm)だと、まだ胸鰭が顕著ですが(小さいほど顕著。上からみると、虫が羽を広げているようなイメージです)、成魚になると1棘のみになってしまいます。

(08.06.04)




カスリカエルアンコウ
 Antennarius dorehensis

 アシスタントとともに、沖縄本島へ営業に行ってきました。もちろん一日を磯調査に充て、たっぷりと楽しんできました。やっぱ磯はいいですね。やなことも忘れます。
 で、スゴい体験をいたしました。くるぶしほどの深さ、ネコの額ほどのタイドプールに3本線のサザナミが2尾も取り残されておりまして、ふたつとも手で掬えました。もうsyunさん、テンションアゲアゲで、アシスタントの呆れ顔をよそに、踊りまくりましたゼ。わが事務所のタンクは過密状態なので、連れてかえりませんでしたけど、じつに素晴らしい思い出になりましたでゲス。
 で、そのあとにすぐ近くの岩をそっと起こしてみますと、うっひっひ、カスリカエルアンコウをめっけました。
 いつだったか、荒俣先生と一緒に捕まえたときは、
「ホレ、そこにいるだろ!」
って言われても全然気づきませんでしたが、まあ、脳裏に焼き付けておいた姿が役に立ったってことでしょうね。
 この写真の個体で約2cmほど。成長しても5cm程度ということですから、カエルアンコウの中では小型種です。ちなみに荒俣先生が飼育した個体は、半年ほどで黒く変化してしまったそうですよ。

(08.06.04)



イトヒキテンジクダイ
 Apogon leptacanthus

 写真載せて喜んでるワケじゃないすヨ。アゴのあたりをよく見て欲しいのですが、すこし出っ張ってるでしょ。そうなんです。口内で卵を保育してるんです。前から見ると白い卵塊らしきものがハッキリと見てとれます。参考までに申し上げると採集してきて、丸3年になります。 
 気づいたのが3日前で、さてこれからどういうことになっていくんでしょう?しばらくは目が離せないですね。


(08.06.01)



2008年05月



シラウオ
Salangichthys microdon

 台風が房総沖を通過した数日後。お友達の新野さんと森岡さんとで港巡りをしてきました。最初の漁港でモジャコと戯れ、その後いくつかハシゴして、んだば、温泉にでも浸かって帰ろうかと仕上げの港に寄りましたところ、森岡さんが透明な魚を発見(森岡さん、目良すぎ!)。んで、私が捕まえ、新野さんにお聞きしましたら、なな、なんとシラウオでありんした。

 お初にお目にかかる珍魚でしたが、なにせ目が黒い以外は全部透明!ヘナチョコsyunさんには、写真なんぞ撮れません。しかたがないので、携帯動画で撮影してみましたが、さてお分かりいただけるでしょうか?ヨウジウオの上をピロピロ泳いでいる白くて細長いのがそれです。
 シラウオはサケ目シラウオ科の魚(よく似た名前のシロウオはハゼ科)。春に川を遡上し、感潮域の砂地に産卵をするそうですが、たしかに近くに川がありましたなあ・・・。

 「江戸に桜が咲くころ、隅田川河口の佃島の川岸には四つ手網が並び、昼は桜の花かげで、夜は篝火をたいて、昼夜を問わずシラウオ掬いが行なわれた」(「日本の渚」 加藤真 岩波新書)そうですが、まさか外房で会えるとは思いもよりませんでした。感激!


(08.05.17)


2008年04月



Wandering cleaner wrasse

 ちょっとだけ時間がとれましたので、写真の整理をしてみました。

 マナベベラにそっくりですが、別種らしいです。クリーナーである点は変わりませんけどね。
 ひどく暗い写真で、「削除しちゃおうかな?」なんて思ってた1枚ですが、カメラマンのMさんに補正のやり方を教えてもらって、実際やってみたら、いちおう恥ずかしくないまでに修正できました。うっし、っし。




2008年01月



宇宙人襲来?

 江ノ島の仲間から携帯に電話が入ったのは、海鮮レストランでシラス丼に舌鼓を打っているときでありました。
 「しゅ、syunさん!て、てえへんでゲスよ! タ、タコみてえな宇宙人が土産物屋の前で大暴れでさあ。すぐに行って捕まえておくんなさい!」
 ってんで、網持ってすっ飛んで行ったのですが、店先には串刺しになったイイダコが並んでいるだけ・・・。
 ちっくしょ〜、新年早々いっぱい喰わされたか?と地団駄踏んで悔しがっていたところ、ふと目についたのがコレ。syunさん、悔しいのもすっかり忘れ、腹を抱え笑い転げてしまったのでありました。

#それにしてもシラス丼がおいしゅうございました。口に放り込んだときの、あのフワフワとした食感が忘れられまへん。

(08.01.08撮影 江ノ島にて)