フィールドワーク2020・・・fieldworks 2020
■画像はサムネイルです。clickすると拡大画像が表示されます。このページに戻る場合は、ブラウザの「戻る」ボタンをclickしてください。撮影に使用した「ふぉっとっと(R)」の各タイプは以下のとおりです(slim、domeは開発段階)。 ■学名表記にあたっては、「日本産魚種全種リスト エクセル版」を参考にしています。感謝。 |
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■2020 06 Jun.・・・番外編としてご覧ください | ||||
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■タチウオ属 Trichiurus sp. 50mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火時 使用タイプ: |
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■ダイダイコショウダイ Plectorhinchus albovittatus (Rüppell 1838) 細目の採集網の、その小さな目をも (よくもまあ抜けなかったことよ) と感心するほどの、10mmに満たない小さな個体。クネクネと泳ぐ様子からコロダイ系の幼魚と踏んだのだったが、撮影後に拡大したところ、なんとダイダイコショウダイと判明した。 9~10mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火時 使用タイプ: |
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■ウミグモの仲間 カイヤドリウミグモ? 灯火採集時、しきりに脚を動かしながら 現れた。脚を含めて小指の爪にも満たない サイズだ。「ふぉっとっと®」に入れ、よ くよく見るとウミグモの仲間とわかった。 糸くずのようなものが付着していたが、観 察途中にはずれてしまった。その様子はま るで服を脱ぎ捨てるようで、たまらなく可 笑しい。 ネットで調べるとカイヤドリウミグモら しいが自信はない。どうかご批正いただき たい。それにしても、胴体部付近の構造は 理解不能。 胴体部5㎜程度 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火時 使用タイプ: |
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■2020 11 Nov. | ||||
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■ヒラムシの1種 灯火に向かってヒラヒラと浮かんできた。 ネイチャーウォッチングガイドブック 「ヒラムシ」(著:小野篤司氏 誠文堂新光 社)を当たったが、合致する画像は見つから ず。う~ん、はて? 8mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火時 使用タイプ: |
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■スジブチスズメダイ(上) Chrysiptera biocellata (Quoy & Gaimard 1825) 左は、同じ日、同じ時間に採集した個体。 サイズ(TL)もおよそ8mm。 ひじょうに小さいうえに、闇夜だったことも あって、採集当初はミヤコキセンスズメダイ と見た。しかしFBに投稿したところ(上の画 像)、 「体側に白線があることから、スジブチスズ メダイであろう」 との指摘を受けたのだった。 では下の画像は別種なのか? 上の画像と比較すると ●白線がない ●鱗の輪郭が明瞭である ●体高がやや低い? うーん、宿題。 8mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火時 使用タイプ: |
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■テングヨウジ Microphis (Oostethus) brachyurus brachyurus (Bleeker 1854) 50mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火時 使用タイプ: |
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■ダルマガレイ科 Bothidae sp. 下の画像の別カット。 ピンと来るところがあり、これまでの撮影 手法と全く異なる方法で撮ってみたもの。よ り透明感が感じられる結果となった。 30mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火時 使用タイプ: |
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■ダルマガレイ科 Bothidae sp. 2019年12月である。ミナミヒメダルマの 透明な稚魚を撮影していると、ふとした動作 で「プリズム」のような効果を得られること に気が付いた。そして今回、違う「やり方」 を試してみたところ、期待以上の結果が得ら れたのだった。それがこの2カットだ。 さらにシチュエーションを少し変えて撮 ったのが上の画像。プリズム効果が薄れ、 骨格がより鮮明になることがわかった。これ は今回の大きな収穫だ。 期待はさらに膨らむ。例えばハギの仔、ウ ナギ目やイセゴイのレプト等の透明稚魚も試 してみる価値ありだ。いつと約束はできない ものの、どうかご期待いただきたい。 30mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火時 使用タイプ: |
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■2020 10 Oct. |
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【B】 | ■ヒメイカ Idiosepius paradoxus (Ortmann, 1881) 【A】 背側 【B】 腹側 胴長 5mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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■フチドリカワハギ Acreichthys tomentosus (Linnaeus 1758) 30mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火時・流藻 使用タイプ: |
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■コクテンハギ Pseudomonacanthus macrurus (Bleeker 1856) 30mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火時・流藻 使用タイプ: |
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■イセゴイ Megalops cyprinoides (Broussonet 1782) 【参考】こちら>>> 25mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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■ソウシハギ Aluterus scriptus (Osbeck 1765) 60mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火時・流藻 使用タイプ: |
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■2020 09 Sep. |
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■トゲシャコ属アリマ期幼生 Harpiosquilla sp. 2枚とも採集して2日後の画像。 採集直後と姿かたち、そして色まで違っていたのには驚いた。比較画像を記録しておかなかったことが、返す返すも悔やまれてならない。 15mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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■テングヨウジ Microphis (Oostethus) brachyurus brachyurus (Bleeker 1854) 45mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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採集直後に撮影した正面からの画像。この時点ではまだサザナミヤッコの幼魚だと思っていた。 【B】 横を向いた時の画像。この時点で違和感を感じた。 「おや、線が一本多くないか?」 というわけである。 【C】 2017年にタイドプールで採集したサザナミヤッコ。A、Bとほぼ同じサイズ。BとCを見比べてほしい。一目瞭然、違いなんて、もはや説明するまでもない。 |
■会いたいと念じていたロクセンヤッコは、 なんと4本線だった Pomacanthus sexstriatus (Cuvier 1831) 09月19日の夜間灯火観察(21:30頃)において、3mほど先の光の斑のやや下に魚影らしきものを確認。ぼんやりと縞模様が見えたためオヤビッチャかロクセンスズメダイ幼魚だろうと思ったのだが、実際にすくってみると黒地に白線だ。おお、サザナミヤッコの幼魚ではないか。じつに可愛らしい! しかし研究所に持ち帰り、すぐのこと撮影作業に入ったところ、何かおかしい・・・。シャッターを押すごとに違和感が増してならないのだ。 というのも、同サイズのサザナミヤッコの背から腹にかけての白線は緩く弧を描くのに対し、この個体は直線に近いイメージだ。そしてなにより「3本線」ではなく「4本線」なのである! 「やや!もしかしたらロクセンヤッコ幼魚では?」 疑いが湧いたのは当然だろう。 それに加えて不思議ともいうべき理由がある。高校時代か大学時代だったかに読んだ安田富士郎先生の著書の中の、 「複数のサザナミヤッコを飼育していたところ、うち1尾がロクセンヤッコになった」 という記述が、天啓のごとく下りてきたのである。おそらく両者は(とくに小さなステージでは)研究者も気づきにくいほど似ているのではないか?と閃いたわけだ。さらにまだある。その漁港の一画では幾度か成魚を確認しているのだ。そのことも疑いを強く後押しするものとなった。 そこで神奈川県立生命の星地球博物館の瀬能先生に画像を送りご意見をうかがったところ、 「アデヤッコの可能性も否定できないが、個体数から考えてロクセンヤッコではないか」 というご返事を頂戴したのである。慌てていろいろなアングルで撮り直すとともに、動画で記録したのは言うまでもない。 しかしなんてこった。とうに峠を越えた老採集家の僕に、まさか身震いするような幸運が訪れるとは!しかも、スルスルと伸びる細い竿につけた熱帯魚用の小さな網でヒョイッとすくっただけなのだ。自家採集には上手いも下手もない。通うこと、すなわちタイミングと「目」だということをいまさらながら痛感した出来事であった。 最後に。比較対象として2017年に採集したサザナミヤッコの画像(左【C】)を載せておこう。サイズはほぼ同じ。違いがあってもアローワンスの範囲内だ。比較してみると、その違いが「目」でわかるはずだ。 10mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: ★採集直後、撮影直前の動画はこちら>>> |
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■2020 08 Aug.
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■ヒメツバメウオ Monodactylus argenteus (Linnaeus 1758) 10mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: 鰓蓋部拡大 |
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■モヨウフグ属 Arothron sp. 8mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: 腹側 |
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■オウゴンニジギンポ Meiacanthus atrodorsalis (Günther 1877) 30mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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■2020 07 Jul. |
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■オキザヨリ Tylosurus crocodilus crocodilus (Péron & Lesueur 1821) 25mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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■オキナワハゼ属 Callogobius sp. 25mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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■アンドンクラゲ Carybdea brevipedalia Kishinouye 1891 傘高 15mm 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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■デバスズメダイ Chromis viridis (Cuvier 1830) 10mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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■オニダルマオコゼ Synanceia verrucosa Bloch & Schneider 1801 8mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用器材: |
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■クルマエビ科アカエビ属 Metapenaeopsis sp. 10mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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■ヒメヒラタカエルアンコウ Antennarius randalli Allen 1970 30mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: ●同定のポイント |
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■カマスベラ Cheilio inermis (Forsskål 1775) 20mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 使用タイプ: |
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■2020 03 Mar.
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■オトヒメエビ Stenopus hispidus (Olivier 1811) 15mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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■カエルウオ属稚魚 Istiblennius sp. 20mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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■トゲシャコ属アリマ期幼生 Harpiosquilla sp. 20mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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■スズメダイ属稚魚 Chromis sp. 15mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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■シマウミスズメ Lactoria fornasini (Bianconi 1846) 8mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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■2020 02 Feb.
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■ウミヘビ科稚魚 Ophichthidae sp. 50mm TL 沖縄本島北部 漁港表層夜間灯火 使用タイプ: |
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■ネズミギス Gonorynchus abbreviatus Temminck & Schlegel 1846 40mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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■ソラウミヘビ Leiuranus semicinctus (Lay & Bennett 1839) 15cm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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■カクレウオ属稚魚 Encheliophis sp. 20cm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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■ニホンコツブムシ Cymodoce japonica Richardson, 1906 8mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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■コブシガニ科エバリア属メガロパ幼生 Ebalia sp. 甲幅5mm TL 沖縄本島北部 漁港表層 夜間灯火 使用タイプ: |
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■2020 01 Jan.
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■マエダカスミミノウミウシ Cerberilla annulata (Quoy & Gaimard, 1832) 20mm TL 沖縄本島北部 タイドプール 夜間 使用タイプ: |
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■オニダルマオコゼ Synanceia verrucosa Bloch & Schneider 1801 15mm TL 沖縄本島南部 漁港表層 使用器材: |
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